題名のないブログ 〜 その1

何かを考えたり、文章を書いたり、
ひとりぼっちにならないとできないことがある。

 

人の話し声や物音が耳に入ると
いろんな思考が頭を駆け巡り、
考えたくなって仕方ないのだ。

だから、情報が遮断された環境を作るために
ひとりぼっちの部屋に閉じこもる。

 

けれども、そこには代償がある。

 

その一つに、世間から

 

取り残されたような

切り離されたような

拒絶されたような

 

寂しさ を覚えることだ。

 

これがいわゆる

孤独

なのだろうか。

 

それとも、僕が単に寂しがりなんだろうか。

 

 

とはいっても、
別にこの感覚が嫌いなわけではない。

その感覚があるからこそ、
また一つ、自分を知るきっかけになるのだから。

 

よく

「自分のことを

 自分が一番わかっていない」

というが、本当にその通りだ。

 

「メタ認知能力」という能力があれば、
きっと悩むことも、迷うこともないだろう。

そうすれば、
着飾らない自分の心の声を素直に聞けて、
どんな人間で、どうしたいのかがわかる。

 

 

「じゃあ、メタ認知能力を身につければいいのでは?」

となるが、そう簡単に身につくような代物ではないらしい。

 

その代替案は?

「人と話すこと」じゃないだろうか。

 

誰かと話すことで、客観的に自分の情報を得ることができる。
そこで自分が知らなかった一面に気づくこともある。

 

仮に、1%でも自分を知れたなら、
自分がどんな人間で、どうしたいのかがわかるんじゃないか。

 

大袈裟にいえば、
自分がどこへ向かう人生を送っているのか
が知れるかもしれない。

 

 

…あれ、僕はもしかしたら、
そんな疑問を思うから
人が恋しくなるのだろうか。