from 北海道旭川の自宅オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
『努力に努力を重ねて、コンサートである曲を<完璧に>演奏できたとします。
そうすると、私はまた努力に努力を重ねて、
翌日のコンサートでは、<さらに素晴らしい>演奏をするんです』
これは、世界的なフルート奏者のジャン・ピエール・ランパルという人が
とあるインタビューで話したことです。
音楽をやっている人なら、ランパルの感覚がなんとなくわかるかもしれません。
僕も同じことをいつも言っていました。
本番前には「今日ここに聴きに来てくれている人たちに、完璧で、最高な演奏を届けよう」と話すし、
本番が終わった翌日には、「もっと良くしよう。もっと素晴らしい演奏ができるようにしよう」と考えています。
でも、不思議ですよね。
完璧なのに、もっと素晴らしいもの・良いものを目指すなんて。
“完璧”を辞書で調べると
「一つも欠点がなく、完全なこと。完全無欠。」
という意味です。
一つも欠点がないのに、そのさらに上へいこうとしているわけですから。
矛盾してますよね(笑)
そう考えると“完璧”って、どういうことだと思いますか?
時々、こんな人と出会います。
「これで完璧」と思って、
それ以上に深めたり、磨いたりしないで終わってしまう人。
実は、ここに落とし穴があるんです。
矛盾している人たちが、いわゆる“すごい人”たちだったりします。
「さっぱり、言いたいことがわからないんだけど。
わかりやすく言ってくれないか?」
と言われそうですね。
どういうことかお話しますが、
ちょっとだけ厳しいことを言うかもしれません。
お許しくださいね^^;
“これで完璧”だと思っても、
さらに深めたり、磨いたり、その上を目指すというのは、
現状に満足しないで、可能性に満ちあふれている状態なんですね。
たとえば、家電製品をイメージするとわかりやすいと思います。
おいしいご飯が食べられる炊飯器が販売されていますよね。
でも、数年前にも、おいしいご飯が食べられる炊飯器は売っていました。
炊飯器を作っている人たちは、
常に「もっとおいしいご飯を食べるにはどうしたらいい?」と考えています。
で、その時に思う“完璧”を形にして販売する。
でも、「まだまだおいしくできる」と思うから、
さらに研究して、新しいものを作り出しているわけです。
これがもし、「これで完璧だ!」と思って、研究するのをやめたらどうなるでしょう?
半年とか、早ければ3ヶ月もすれば、もっといい商品が現れて、
あっという間に“時代遅れ”な商品へと姿を変えていきます。
これは、どんなもの・ことでも同じです。
どこかで満足してしまって、技術を高めたり、知識を深めるなど
いわゆる「自分磨き」ともいえるものをやめてしまうと、
あっという間に、みんなに抜かされて、置いてけぼりになってしまいます。
また、これを客観的に見ると、
現状に満足している人は、“止まった”人ともいえます。
動かず、そこにずっと止まり続けることは、
「僕のことを追い抜いてください」
「どうぞ、的として狙ってください」
といっているのと同じです。
ビジネスでいえば、
どんなにいい商品を作ったとしても、
新しい商品を作り出した“オリジナル”だとしても、
探求することをやめてしまえば、
模倣した人にあっという間に追い抜かれます。
むしろ、「追い抜いてください」といっているようなもの。
だから、こんな言葉を残している人がいるわけです。
『明日は、今日と違う自分になる』
いつまでも“動き続ける”人は、周りから一目置かれています。
尊敬されたり、憧れてもらえたり、
手本として背中を追ってもらえるような存在です。
ビジネスでも、プライベートでも成功している人は動き続けています。
ぜひ、あなたも動き続けてみてください。
もし、“完璧”と思って“止まり”がちな人でしたら、
“まだまだよくすることができる”と探求する気持ちを持てば、
新しい発見があるかもしれませんよ^^
story-like-oneself
〜あなたらしい物語で、あなたを形にします〜
コピーライター/林 孝治
【 公式HP 】
┗ https://story-like-oneself.com/
【 facebook 】
┗ https://goo.gl/3Rr88u
【 メールでのお問い合わせ 】
┗ info@story-like-oneself.com