from 北海道旭川の自宅オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
『文章の基本』
を連載すると言っておきながら、すっかり忘れていました^^;
すみませんm(_ _)m
前回は、
[clink url=”https://story-like-oneself.com/copy-writing/1239/”]
でリズムを良くするために語尾に気をつけることをお話しました。
まだ読んでいない方はぜひチェックして見てください^^
今回は第二弾として、こちらをご紹介します!
***
時々、フェイスブックの投稿を見ていると
「ん?」と言ってしまう文章があります。
例えば、
『赤い母が買ってくれた服がとてもお気に入りです』
というものです。
ちょっと極端な書き方をしましたが、こういう文章がよくあるんです。
どこがおかしいかわかりますか?
ポイントは、「赤い」という言葉です。
この文章がどんな意味なのかも合わせて考えてみてください。
……………
……………
答えが見つかりましたか?
答えを書きますね^^
まず、どこがおかしいかというと、
「赤い」が指す言葉が「母」になっているということです。
単純に考えてですが、
「母が赤い」ってイメージできますか?(笑)
もし、母が赤い服を着ていたのであれば、
「赤い服を着た母」と書きますよね。
髪を赤く染めていたのであれば、
「赤い髪の母」となります。
でも、そうすると
この文章の意味がおかしくなる。
ということは、
「赤い」が指す言葉は「母」ではないことになります。
正しい書き方をすると
『母が買ってくれた【赤い】服がとてもお気に入りです』
となるでしょう。
「こんな変な文章を書いていたら、いくらなんでも気づくでしょ!」
と思うかもしれませんが、そうでもないんです。
もう一つ、例文を書きますね^^
『なんとなく雨が降る日は気分がすぐれない』
この文章もおかしな点があります。
どこだと思いますか?
……………
……………
勘がいい方だとお気づきかもしれませんが、
答えは「なんとなく」の位置です。
「なんとなく雨が降る」
とは、どういう意味でしょうか?
雨がなんとなく降ることがありますか?(笑)
この文章を正しく書くと、
『雨が降る日は【なんとなく】気分がすぐれない』
になります。
気分がなんとなく優れないなら、
どういう気分なのかイメージができますよね。
このように「赤い」や「なんとなく」などの修飾語(言葉を詳しく説明する言葉)は、
「服」や「気分」などの主語や名詞の前につけないと意味がわからなくなります。
特に、この「なんとなく」のような曖昧なニュアンスを表す言葉は、
文章の頭につけてしまいがちです。
(フェイスブックでよくみました)
おそらく、「なんとなく」を文章の頭につけてしまう人は、
日常会話でも口グセになっています。
なので、違和感を感じることなく書いてしまうんです。
とは言っても、
意識するように気をつけていても、
無意識のうちに、ついつい書いてしまいます。
そこで、僕がオススメしているのが、
『文章の主語や名詞がなにかを意識しながら読み返すこと』
です。
一文ごとに、その文章の主語や名詞がどの言葉なのかを意識しながら読み返すことで、
意味がわからない文章を減らすことができます。
ぜひ書いたら読み返してください^^
と・く・に、
フェイスブックで投稿するときにはやってみてくださいね!
あなたの投稿をいつも楽しみにしています。
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〜あなたらしい物語で、あなたを形にします〜
コピーライター/林 孝治
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