from 北海道旭川の自宅オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
『チェーンメール』
をご存知ですか?
平たく言えば、
転送を呼びかけ、次々と鎖のように連鎖していくメールのことです。
SNSを見ていたら、
『チェーンメールにご注意を!』
という投稿があり、すごく懐かしくなりました。
というのも、
僕が高校生のときもチェーンメールが流行った(?)からなんです。
当時のものは、
「1週間以内にこのメールを5人に転送しないと、あなたを呪います」
なんて書いてあり、最後に怖~い写真が添付されていました。
しかも、その写真がヤバいんですよ!
「リング」という映画を見たことがありますか?
ざっくりお話すると、
“呪いのビデオ”を見た1週間後に、貞子という女性に殺されるというもので、
生き残るには、そのビデオを誰かに見せないといけない
というものなんです。
で、その映画で有名なシーンがあるんですが、まぁ怖いんですよ(笑)
突然、テレビに井戸が映し出されたと思ったら貞子が井戸から出てきて、
こちらに少しずつ近づいてきて、
………………
………………
気づいたら、テレビから出てきて
キャーーーーー!!!
みたいな(笑)
で、そのシーンの写真がメールに添付されてるんです。
しかも、映画と同じように
「誰かにメールを送らないと呪われる」
と書かれているもんだから、つい信じ込んじゃってるわけですよ。
だから、当時の僕は、
「うわ、貞子が出てきて殺される!!!」
と、なんとか生き残るために必死にメールを転送していました。
冷静に考えれば、
呪われることはないとわかるんですけどね(笑)
そんなことを思い出していたら、ふと気づいたことがあるんです。
メールの指示に従っていたな、と。
***
一般的に言われていることですが、
僕たちの日常は、意識と無意識によってコントロールされています。
その割合は、
意 識:1~3%
無意識:99~97%
とされていて、ほとんどが無意識で生活しているんです。
わかりやすくいうと、
歩くときに膝の角度や力の入れ方などを意識していないですよね?
当たり前のようにやってることが、無意識でやっていることになります。
ただ、たった1~3%しかない意識をどこに向けるのかによって、
人の行動を変えることもできるんです。
先ほどのチェーンメールを受け取った僕は、
「メールを転送しないと呪われる」
と恐怖へ意識を奪われ、生き残るためにメールを転送しました。
それは、メールを転送しないことで、
どんな未来が待っているかが容易に想像できたから、
指示された行動をとったんです。
このように、たった1~3%しかない意識でも、
どこに向けるかによって大きな影響を与るんです。
ただ、チェーンメールのような使い方は良くないですが、
良い使い方をしたら、とても良い効果をもたらしてくれます。
例えば、
小さな子どもに横断歩道の渡り方を説明するとしたら、
あなたはどうやって話しますか?
説明の仕方は人それぞれだと思いますが、
共通して伝えたいことは、「車に引かれないように渡ること」ですよね。
なので、
・左右を十分に確認してから渡ること
・歩行者信号が青に変わってから渡ること
を話すと思います。
ただ、そのまま伝えても、子どもはなかなか理解してくれませんよね。
仮に、言ったことをわかったとしても、その行動を必ず取るかはわかりません。
じゃあ、どのように話したら、その行動をとってくれるでしょうか?
実は、そんなに難しいことではないんです。
ぜひ小さなお子さんがいらっしゃる方は、使ってみてください。
いいですか?
では、お話ししますね^^
どうするかというと、
『道路を渡る前に左右を確認しなかったネコがどうなったか』
を話してあげることです。
別に、ネコじゃなくても、
犬でも、ニワトリでも、身近に感じられる動物なら何でもいいです。
話の内容も創作で大丈夫なんですが、
意識しないといけないことが、
『登場した動物が、道路を渡る前に左右を確認しなかったことで、
どんな怖いことが起きたのかをイメージさせること』
と
『その怖い体験をしないようにするための答え』
を提示することです。
一言で言えば、
【左右を確認しなかったことで、どんな未来が待っているのか】
に意識を向けさせることが重要なんですね。
ぜひ小さなお子さんがいる方は、この方法を使ってみてください。
子どもがしっかりお話を聞いてくれたら、効果が出てくるかもしれませんよ^^
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〜あなたらしい物語で、あなたを形にします〜
コピーライター/林 孝治
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