from 北海道旭川の自宅オフィス

こんにちは!

コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。

 

 

『能楽』

をご存知ですか?

 

 

 

日本に古くから伝わるもので、

 

こういう翁や

 

 

 

こういう女面を

 

 

 

つけて踊る伝統芸能なんです。

(こうやって見ると、少し怖いですね ^^;)

 

 

 

 

先日、いつもお詣りに行く神社で

偶然にも能楽が行われていました。

 

 

 

 

生まれて初めて

生で能楽を観たので感激していたんですが、

ちょっと困ったことがあったんです。

 

 

 

 

それは、

 

 

これまで能楽のような伝統芸能に触れたことがないので、

どうやって楽しんだらいいのかわからなかったんです^^;

 

 

例えば、ドラマや映画だと、

セリフやBGMによってどんな物語なのかがわかりやすいですが、

 

能楽にはセリフもなければ、音楽に浮き沈みがあるわけではないので、

知識がないとどんなことを表現しているのかが、よくわかりません。

(ちゃんとした人ならわかるんだと思いますが… ^^;)

 

 

なので、僕のような素人からするとチンプンカンプンなわけです。

 

 

また、それぞれの演目ごとにアナウンスで

「これから披露するのは……

 

   (中略)

 

 …を祈った神楽の舞です。」

と説明されるのですが、(全く説明を覚えられませんでした…)

 

どの動きがどんな祈りを表しているのかがわからず、

ただただ、見つめることしかできませんでした。

 

 

 

そんな僕でも唯一、楽しめたことが

 

 

 

 

踊っている人が手にしている桜の枝や鈴の使い方、指先や歩き方など、

体全体の動きの感じから、どことなく上品さや繊細さを感じたことです。

 

 

桜の枝を持ち、ゆったりと振る姿からは気品を感じたり、

鈴をシャンシャンと鳴らす姿からは祈りのようなものを感じたり。

 

 

 

「心や想いを表現する」

という目的が同じだとしても、

言葉を使わずに品性や感性、知性を感じることができることに、

とても関心しました。

 

 

 

***

 

 

文章も書き方によって

品性や感性、知性の違いを感じることがあります。

 

 

細かいことを言えば、

言葉や語尾(です、ます調とか)の選び方、

読んだときのリズム、物事の表現方法、文章の内容など、

いろんな要素が合わさって、文章の印象を作り出します。

 

 

でも、これらはあくまでも、

スキルや技術といった【やり方】にすぎません。

 

 

いくら上手に文章が書けたとしても、

能楽と同じように「心や想い」は誤魔化しきれません。

 

 

よく言われることとして、

文章には、書いた人の人柄や性格、考えや気持ちが表れると言います。

 

 

楽しい気持ちで文章を書けば、

自然にその気持ちが文章へ反映されて、読む人に伝わります。

 

 

反対に、嫌な気持ちで書けば、

読む人は嫌な気持ちになるということです。

 

 

 

ですが、書いているときや書き終わってすぐは、

そのことに気づかないんですよね。

 

 

口癖のように「書いたら読み返してください」とお伝えしていますが、

 

単に、誤字脱字をチェックしたり、

表現がおかしくないかを確認するためだけではないんです。

 

 

 

読んだ人がどんな気持ちになるのか、

書いたあなたに対してどんな印象を持つのかを

チェックすることも含まれているんです。

 

 

 

「なんだか、文章を書いて読んでもらうのが怖くなりそう…」

と思う方もいるかもしれませんね。

 

 

 

そういう方にぜひやっていただきたいことがあります。

 

 

それは、文章を書く前に

気持ちをリラックスさせてから書くことです。

 

 

外を散歩してから書いてもいいし、

気持ちが落ち着くような音楽を聴いてからでも良いです。

 

 

自分が心地よい状態で書くことで、

読む人に嫌な気持ちを感じさせないで書き上げられます。

 

 

 

それに、書いている途中で、

頭がキューっとなったり、よくわからないと感じたときも同じです。

 

 

気分転換するのになにか飲んだり、

違うことしてから再開してもいいです。

 

 

 

とにかく心地よい気持ちで書くことを心がけてみてください。

 

 

そして、1時間なり、1日なり時間を空けてから読み返してみてください。

そしたら、新しいことに気づけるかもしれませんよ^^

 

 

 

 


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〜あなたらしい物語で、あなたを形にします〜
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