from 北海道旭川の自宅オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』
をご存知ですか?
もともとは、ツイッターで流行ったことなんですが、
それをまとめた本として、2017年6月に発売されました。
まずは、何の説明もなく、読んでみてください。
===
“もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある「作り方」を書いたら”
〜おいしい作り方〜
①きみがカップ焼きそばを作ろうとしている事実について、
僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない。
②勝手に液体ソースとかやくを取り出せばいいし、
容器にお湯を入れて三分待てばいい。
その間、きみが何をしようが自由だ。
③読みかけの本を開いてもいいし、
買ったばかりのレコードを聞いてもいい。
同居人の退屈な話に耳を傾けたっていい。
悪くない選択だ。
④ただ、一つだけ言いたい。
⑤完璧な湯切りは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。
===
お判りかと思いますが、
本人が書いたわけじゃなく、一般の人が書いたものなんです。
しかも、とても完成度が高いらしい!
僕は、村上春樹が書いた本を読んだことがないですが、
ついつい吹き出して笑っちゃいました(笑)
で、他にも太宰治や川端康成、ミュージシャンの星野源などなど、
いろんな人のパターンで書かれています。
興味がある人はぜひ読んでみてください^^
***
どの文章もテーマは「カップ焼きそばの作り方」についてです。
それを“おもしろおかしく”伝えているだけなんですよね。
でも、それが話題になり、多くの人が楽しんでいるわけです。
文章を書くことは、
“大切なメッセージを伝える”というとても素晴らしい手段ですが、
“エンターテイメントのように面白いことを表現したり、感動を誘うことができる”
とても素晴らしい手段でもあります。
一種の“アート”とも言えるでしょう。
といっても、いわゆる“自己表現の方法”ではなく、
「読んでくれる人を楽しませる方法」ということです。
知識や情報を提供して気づきを与えるのも、一つの楽しませ方です。
一方で、今回の『もし文豪たちが…』のように、
一つのテーマをいろんな視点から表現することもアリでしょう。
でも、これは誰でもできることではないですし、
読んでくれる人が“必ず”楽しんでくれるかというと話は別。
要は、「読んでくれる人が興味を持ちそうことを書く」ってことです。
わかりやすくいうと、
雑学をいっぱい知ってるタレントさんっているじゃないですか。
ついつい「へぇー」と漏らしちゃう、あの感じ。
「この人は、いろんなことを知っていて面白いな」
って、興味を持ってもらえることも、書き手にとってはとても大切なことなんです。
「じゃあ、雑学のように面白い話を書くには、どうしたらいいの?」
と思いますよね。
それは、いつもお話ししている“たくさん文章を読むこと”です。
たくさん文章を読むことで、好きな書き方を見つけることと合わせて、
自分が面白いって思える話題を見つけることや
雑学のような知識を深めていくこともできるんです。
その雑学も、自分の趣味や教養から見つけてもいいです。
たまたま見かけた文章で知ったことでもいいでしょう。
ぜひ今から、
文章を書く時間と同じくらい
文章を読む時間をつくってみてください。
あなたが書く文章が面白いと感じてもらえたら、
自然と読者が定着していきますよ^^
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〜あなたらしい物語で、あなたを形にします〜
コピーライター/林 孝治
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